居室訪問活動ボランティア一日養成講座

東北教区ボランティアセンターでは居室訪問活動というボランティア活動を行っております。居室訪問とはお茶会でお会いできない方(けがや病気、外に出たくないなどで)のお話をお聞きし、思いを受け取めそっと寄り添うということをしております。

 

居室訪問活動を行うためにはボランティア養成講座を受けなければいけません。実際にどんな活動されているのか気になり筆者はフォローアップ一日養成講座を受けてきました。

 

本来、養成講座は2日間行われるのですが、今回は1日のみというぎゅっと詰め込んだ濃いものでありました。

 

養成講座では、本名ではなく皆さん互いに優しくニックネームで呼び合います。初めてでしたが、とても居心地が良かったです。

写真は「この活動とはどんなことをしているのか、目的は何か」という講義の場面。震災から5年が経ちますが、どうすれば役に立てるのかを考えひたむきに活動を続けられている方たちがいらっしゃいます。今回の養成講座には、すでに居室訪問のボランティアとして活動している人も、フォローアップの目的で参加されていました。

 

午後にはロールプレイ(=練習)と言って、仮設住宅に訪問しお話をお聞きする模擬体験から共に学ぶということを2グループに分かれて行いました。

実際に体験して思ったことは、訪問した相手のお話をお聞きしたいという自分の『我』が先走り過ぎることでした。

 

今後も学んでいきたいと改めて感じられた一日でした。皆さんも一緒に学んでみてはいかがでしょうか?

 

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長野教区第33陣 お疲れさまでした!

7月24日(日)~26日(火)に仙台市や名取市や東松島市にて長野教区のボランティアの方による交流会が開催されました。仮設住宅の集約先での開催や仮設から公営住宅へ移られた方への支援をさせていただきましたが、いろいろと考えさせられる活動となりました。今回も多くの方と交流させていただき、ありがとうございました。ボランティアの皆様も暑い中活動お疲れ様でした。

仙台市の市営住宅は2か所へ。2か所とも昨年度に引き続き2回目の開催。順調に進むかと思われましたが・・・。住民さんの様子や住宅内の温度差の変化に気づけなかったようで反省。おそばを召し上がって、帰りには「また来てください」と声をかけられ・・・。心にずっしりとしたものを感じました。

名取市では民間借り上げ住宅にお住まいの方が利用されるサロンとの合同開催でした。各サロンからの催しの後に信州そば等の提供を。今回の会場は何度も寄せていただいていたところでしたが、最後には利用者の皆様から『閖上大漁唄』の披露と手作り作品のサプライズをいただきました! 一方的な支援から『変化』が出ているようです。

東松島市は仮設住宅と復興公営住宅へ。お昼の開催の後、集会所にてサポートセンターの職員の方より震災関連のお話を聴かせていただき、移動中も様々なところを見させていただきました。公営住宅では仮設におられた頃に交流会に参加された方がおられ、長野教区の方との再会をよろこんでおられました。

仮設でも公営住宅でも様々な課題を抱えられている様子。「仮設を出たから…」「5年経ったから…」とまわりで話題にされても、住民の方一人一人が抱えられている気持ちは変わらないそうです。いつまで『被災者』なのかと各地で論議が交わされていますが、今後も現地のニーズに合わせた支援が続けれられればと思います。少しでも皆様の『つながり』のきっかけになれれば幸いです。

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仙台市・名取市にて 物資搬送・被災地視察へ

本日はスタッフ2名で、物資搬送・被災地視察へ入りました。

午前中は仙台市若林区の若松会さんへ。昨年度いっぱいで閉鎖の話もありましたが、まわりの方のご厚意で今年度も継続して集まりを続けておられます。

お昼ご飯までいただいて、いろいろなお話を聴かせていただきました。

午後は若林区を少し回ってから、名取市は閖上地区へ。

今年6月に閖上小学校と中学校の解体が完了。中学校前の道路は嵩上げが終わり、新しい道路が出来上がっていました。高い建物がなくなってしまい、空が広く感じました。

 

閖上小学校前周辺では、閖上地区の復興公営住宅の建設が進み、お家が立ち並んでいました。閖上第一期(戸建て)の住宅は6月末に鍵の引き渡しがあり、入居が進んでいる様子。これからここに新しい街ができるそうです。

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平成28年7月支倉サロン◇『盆踊り教室』

月も7月に入り、蝉の鳴き声も聞こえ出しました。夏はもう目の前かもしれません

仙台では8月6日から8日までの3日間七夕祭りが行われています。踊りましょう通りと言って自由に参加して踊ることができるイベントがあること皆さんご存知でしたか

 

7月の『支倉サロン』では、仙台に移られた方が地域のイベントに参加できたらということで盆踊り教室を企画しウェルネスホープの桃園夫美子さん、畠山一江さんにご講師として来ていただきました。

実はウェルネスホープの皆さんには教化センターで開いているすこやかサロンという体操サロンに協力していただいております。

 

少ない時間でしたが濃い充実した時間を過ごさせていただきました。桃園さん、畠山さん本当にありがとうございました。

皆さん必勝の文字気になりませんか?うちわは龍谷平安高校が甲子園に出場したときに応援として使われたものなんです。とてもありがたいです。

 

こちらは盆踊りの練習風景です盆踊りの振付けや動きは桃園さんから全身運動になることをアドバイスに準備体操から行いました。練習は机の周りを輪になって踊ったり、振付けを学ぶ姿は皆さんとても真剣👀

 

盆踊りの曲は島倉千代子さんの『七夕おどり』と『ミス仙台』の2曲で、歌詞をお配りし一緒に歌いました皆さん曲を聞いて「懐かしいわね~。」とお話されておりました。

 

最後に2曲通しで踊りましたが、まさにお祭りの中で踊っているような感覚を味わいました。また皆さんと一緒に踊れたらといいなあと思います。

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東松島市 宮戸・野蒜地区にて

仙台も梅雨のじめじめとした暑さを感じております。本日は震災から5年と4か月を迎える日となりました。スタッフは物資搬送と連絡調整のため東松島市に入りました。

 

鳴瀬サポートセンターの方と共に仮設住宅・復興公営住宅へうかがいました。

東松島市は復興公営住宅や集団移転先の工事が進んでいます。一方で仮設住宅は多く残っており、復興公営住宅建設の関係で「最後の仮設は平成31年頃までは残っている見込み」とのお話でした。復興公営住宅が建ち、仮設から出る方が増えれば、徐々に仮設住宅も集約されていくということでしたが、あと3年以上仮設住宅に住まわれる方がおられるそうです。

宮戸島の室浜地区・月浜地区・大浜地区をぐるっとまわって来ましたが、きれいなお家が建ち並んでいました。復興公営住宅や自立再建された住宅へ入居されたようで、新しい生活が始まっている様子。道中には市の施設や漁業用の倉庫の建設が進んでおり、重機が忙しなく音をたてています。十数軒の住宅地が数か所ありましたが、海の見えない場所が多く、震災前と同じ地域のはずなのに、違う土地に来たと錯覚するかのような環境で生活されている印象を受けました。

昨年5月末には仙石線が全線開通となり、東名駅・野蒜駅は高台に新しい駅ができました。こちらの駅前周辺には集団移転の住宅地(西・中央・東の3地区)や商業区・病院・老人ホーム・郵便局・小学校・市民センター等の施設が建設される予定とのこと。今は建設中の施設と更地が広がっており、道中のところどころに工事中や通行止めの看板が目立ちましたが、これからの新しい街への期待感が広がっているようにも感じました。

仮設住宅や公営住宅にて、それぞれ抱える課題が多く、時間が経つにつれて問題点も変化している様子。今月開催のイベントにて地元の方よりお話を聴かせていただきたいと思います。

被災地の風景は日々変化しています。近くに来られた際には東松島の復興の姿も見ていただけますと幸いです。

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沙羅双樹の花

今日は7月1日。梅雨の晴れ間の、とても気持ちのよい一日です。

教化センターでは、自主運営サロン『ひまわり会』が開催されています。

 

サロンのあいだ、

 「沙羅双樹が咲いてますね。」

 「ナツツバキ、きれいだね~。」

 

広瀬川に面したお庭を眺め、参加者さんたちは、その清涼感漂うナツツバキの自然の美しさを愛でていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

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