4月14日(木)21時26分頃発生した<前震>震度7(M6.4)、16日(土)1時25分頃発生した<本震>震度7(M7.3)から続く地震により、熊本県・大分県を中心に被害が広まっています。27日現在も余震が続き、現地では落ち着かない日々が続いています。全国から多くの支援が入っていると報道されています。
19日(火)には(宮城)本願寺仙台別院からも車両1台と共に保存食や水が搬送されました。少しでも現地で活かせればと思います。
21日(木)には(福岡)本願寺大牟田別院内にて「浄土真宗本願寺派 熊本地震支援センター」という名称でボランティアセンターを開設。ボランティアの受け入れを開始し、支援活動に当たっておられます。
詳細は浄土真宗本願寺派ホームページ「お知らせ」より『2016年4月21日 浄土真宗本願寺派 熊本地震支援センター設置及びボランティア募集について』をご覧ください。
現地の状況は刻一刻と変化しております。東北教区ボランティアセンターには熊本地震における最新の情報はありませんので、直接現地へお問い合わせください。
被害状況を見ると、東日本大震災の時と違った被害であり、異なる支援活動が必要なようです。現地の様子を確認し、現地に合った支援・装備をご準備ください。
「何かしたい!」「役に立ちたい!」という気持ちが前に出すぎると、かえって被災地の迷惑になってしまうかも。「ボランティアとして」させていただけること、まわりの目線で考えて、謙虚な気持ちでいることが大切ではないかと思います。
また、ボランティア等の申し込みの際には、今一度、注意事項や記入用紙をご確認の上、お間違えの無いようにお願いします。
この度の熊本地震により、本願寺派の寺院等にも多くの被害がありました。宗派においては、災害義援金の受付を開始しております。
現地において、物資は多くの方からのご支援や流通の回復により、十分な様子。一方で復興の基礎となるお金が必要とされています。
詳細は「お知らせ」より『2016年4月18日 「たすけあい運動募金災害義援金募集」について(お願い)』をご覧ください。義援金に関するお問い合わせは、(京都)「浄土真宗本願寺派伝道本部 社会部<災害対策担当>」までお願いします。
一日でも早い復旧・復興が進むようにと願っております。
(追記1)
熊本地震支援センターより救援物資の受け入れを一時休止されるとの情報が入りました。
受け入れ再開の目途は立っていませんので、支援センターへ直接お問い合わせください。
(追記2)
熊本地震支援センターのホームページができました! こちらからご確認ください。
(http://hongwanjishien.blog.fc2.com/)
宮城県石巻市 ここは大津波に襲われた場所
震災から5年、今の石巻市はどう変わっているのか…スタッフは現地に向かいました。
車で走る途中で工事で使われる土などを運ぶ大きなトラックに何度もすれ違いました。
この橋は国道398号の新北上橋です。しかし津波によって橋は3分の1が流され、現在橋りょう復旧工事を行っており、終日全面通行止めで通ることができません。橋は片方は地震が起こる以前からあるもの、向こう側は新しく橋を作っており、流された橋を元に戻す工事が進められています。
新北上大橋の前をすぎると3月26日に市が震災遺構として保存を決定した大川小学校が建っています。ここは津波で多くの人々が犠牲となりました。お墓と焼香台が造られており、焼香台には震災前の大川小学校の航空写真があり、今は流入物がなくなっただけで何もなく北上川の堤防のみが存在していました。大川小学校の近くに住んでおられた住人さんとお話をお聞きするご縁をいただき、「花壇の奥は体育館があったが、津波で建物ごと流されてしまったんだ」とおっしゃっていました。花壇は亡くなった人たちのために住人さんが作られたものです。
私たちが視察した時にちょうど色鮮やかなチューリップが咲いていました。
こちらは石巻市で物資搬送をした住人さんに教えていただいた石巻市の津波避難タワー。ニュースでタワーが完成したと報道されておりまして、実際に見ることができました。
4か所に設置する内の第一号ですが、本当に『全て』の人たちが助かるタワーに見えるでしょうか?第二号からは『全て』の人のためにどこか改善されているそうです。
5年という月日が経ちますが、メディアだけでは知ることのできない、自分の目で確かめることの大切さに気づかされた一日でした。
日ごと暖かさを増し、春の光が麗らかで和やかな季節を迎えている今日この頃、4月の支倉(はせくら)サロンでは、初めて何も企画をしないサロンを開催してみました。
会ってただおしゃべりして過ごす『おしゃべりサロン』です。
きれいなピアノ音楽を奏でてくださるボランティアさん。
新しいご輪番の周りにも早速輪が出来ています。支倉サロンは法話のあるサロン。今月もご輪番よりご法話をいただきました。
2年半ぶりにお抹茶のご用意も復活させると、自然とみなさまが集まり、眺めていたいかた、ご自身で点ててみるかた、ピアノの周りにもいつの間にか人が集まり、歌声も聞こえ始めました。
サロンのなかを自由に行き来してくださいね。
近すぎ(笑)
2013年5月に始まった『支倉サロン』も、今月にて三年目の年が満了。
この三年間、バスやJRや地下鉄を乗り継ぎ、家族からの車両の送迎を受け、互いに誘い合いながらここに集い、全員みんなで一緒に育んできた この『支倉サロン』。
月日は流れ、いつしかここに集う私たちは、こんなにも仲良くなっていました。
手を取り合い共に生きる私たち。そのような私たちのことを阿弥陀如来様はいつも見守ってくださっています。
冬の寒さが少しずつ春の暖かさにかわって過ごしやすくなってきましたね。
東北では桜が咲き、お花見、写真を撮られている方を見かけるようになりました🌸『布遊びの会』は福島県南相馬市の勝縁寺で行っており、4月最初にお伺いした時、ピンクの桜がお出迎えしてくださいました。とても綺麗でしたよ~
こちらは南相馬市勝縁寺での『布遊びの会』の様子。お茶会の中で『布遊びの会』が開かれ、和気あいあいとコースター作りをされています。(コースターがすごく素敵なんです。自分も気に入っています。)
ボランティアセンターからは毎月1回、日曜日に支援に入っています。
着物の支援もたくさんきており、次は何を作ろうかと研究の日々が続いています。現在は巾着作りも進行中!
コースターの販売もしておりますが、お茶飲みの一時もあり、ゆったりのんびりと集まって楽しんでいます☕
南相馬市は、今年の5月以降の小高区の避難解除に向けて話し合いが進んでおり、参加者の中にも戻られる方がおられる様子。一方で残される方もおり、まだまだ支援は続きます。
最近では岐阜の方から作品を作ってほしいとの要望があり、皆さんせっせと作品作りに取り組んでおられました。その作品を少しだけ…
縫いものをするのは久しぶりで、優しく教えていただきました。作品を作るお手伝いができて嬉しかったです。次はどんな作品を作られているのか楽しみですね♡
☆新年度スタートしました☆
今年度もボランティアセンターはなんとか活動を続けられることとなりました。
それでも、ボランティアや活動先の減少により縮小の話も広まっているようで、ご心配やご迷惑をおかけしております。
震災発生から6年目に入り、復興の進んでいるところ、進んでいないところの差が色濃く表れるようになってきました。5年経っても先の見えないところ、新たな問題が生まれているところなど、それぞれの地域によって住居やコミュニティ等、問題が多く残っているようです。
当ボランティアセンターは今年度も継続してお茶会・サロン活動を展開していきます。住民さんの状況等により、27年度で開催終了となったところもありましたが、少しでも長く皆さんのお力添えになれればと思います。
今年度もよろしくお願いします!!
(追記1)
平成28年5月末日まではこれまで通りに宿泊等ご利用いただけることが決まっております。6月以降のことについては決まり次第お知らせいたしますので、しばらくお待ちください。
(追記2)
7月現在も今後のことは未定になっています。決定が出るまではこれまで通りの利用ができますので、利用を予定されている方は、事務局までご確認をお願いします。