2011.3.11。
当たり前のように明日が来るわけではないことを思い知らされた日でした。
津波に町が飲み込まれていく光景、そのあとに残されたまるで色彩を失ったかのような光景。
その日から6日後、3月17日、東北教区ボランティアセンターは開設され、こんにちまで、ボランティアさんの純粋な気持ちと遠くにいるけれど物資というかたちで心を寄せてくださる支援者さんのお気持ちと協力団体さんのご厚意とそして西本願寺に親しみを感じてくださる方々に支えられてまいりました。
自然の脅威によるその言葉にし難いほどの体験と記憶を持ち続けながらも、悲しみも苦しみもそのままに受け入れながらも、この先どうしてよいのかわからない思いを抱えながらも、
みんな 精一杯 生きています。
だからこそボランティアセンターは、その精一杯に生きているいのちに何かできることをさせていただきたい。
「自分だったら」と自身に置き換え思うこと、寄り添う気持ちはそこから始まります。
【 2016年3月11日 閖上浜にて 行方不明者捜索活動 】(STEPでの活動より)
いまも待ち続けている人たちがいるから。
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