震災発生から丸々二年が過ぎました。
テレビ等ではたくさんの報道番組や検証番組が放送されたようですね。
こちらにいると、なんとなく被災された方のお気持ちからは離れたものが多かったように感じます。
3月11日、私はいつもどおりに岩沼市で地域支援活動(お茶会)の活動をさせて頂きました。
ちなみにこちらの集会所にお邪魔するのは一年ぶりです。
お茶会は新聞の記者さんが同行したためか、見慣れない顔があったためか(私のことです)、最初は少しぎこちない雰囲気でしたが、しばらくするといつもどおり和やかな感じに。
しかし、2時46分にサイレンが鳴ると、集会所の雰囲気がガラリと変わりました。
みんなで海の方向に向かって手を合わせた後、参加者が口々に被災した際の経験を語りだし、その場は騒然とした空気になりました。
ニコニコとお茶を飲みながら元気そうに見える人でも、何かキッカケがあると胸にしまってあったものがあふれだす。震災の体験は風化なんかしていない、今目の前にいる人の心をゆさぶり続けている、そんな様子がかいま見えたお茶会でありました。
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